歯周病の現状
歯周病は、年齢が高くなるにつれて歯周病に罹患している割合が高くなり、中高年世代で約半数が歯周炎に罹患しています。
そして、歯周病は大人だけがかかる病気というわけではなく、最近では小学生でも歯周病(歯肉炎)にかかっていることが多くなってきています。こどもの歯周病も大人と同様プラークが原因であることが多く、丁寧なブラッシングと歯石をとることでほとんどが治ります。しかし、10代~20代の患者さんの中には「A・a・菌やP・g・菌」という細菌に感染していることも最近の研究からわかってきています。A・a・菌やP・g・菌は経口感染して、歯と歯ぐきの間の歯周ポケットに住み着きます。
これらの細菌に感染すると、若くても歯周病が発症しやすくなります。通常の歯周炎であれば、しっかりとブラッシングすれば、ある程度防ぐことができます。しかし、A・a・菌やP・g・菌に感染してしまうと、いくら丁寧に歯磨きしても発症を防ぐのは難しくなります。口のなかがきれいに見えても、レントゲン写真を撮ってみるとあごの骨がかなり溶けていることもあります。
A・a・菌やP・g・菌は恋人や夫婦間のキスなどでも簡単に感染してしまいます。
そこでA・a・菌とP・g・菌に感染しているかどうかを調べるために1週間程度で分かる「歯周ポケット内細菌検査」があります。これは歯周ポケット内にペーパーポイントを挿入するだけの簡単な検査で、この検査の結果によって、歯周病発生のリスクを予測できます。A・a・菌とP・g・菌が検出された場合は、できるだけ早く抗菌治療と一連の歯周病治療を受けることをおすすめします。
10代~20代で歯がグラグラしたり、歯磨きすると血が出たりするという方は、家族や恋人などに歯周病をうつしてしまう前に早めに検査・抗菌治療を受けましょう
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また、他にもホルモンのバランスが崩れたりすることにより歯ぐきが腫れやすくなることもあります。例えば妊娠初期から中期の頃に、歯ぐきが腫れて出血しやすくなることがあります。これは妊娠性歯肉炎とよばれるもので、妊娠による体内のホルモンの分泌の変化やお口の中の汚れによって起こります。分娩後に自然と解消することが多いですが、悪化させないように気をつけましょう。
安定期に入ったら、歯科医院などで検診されることをおすすめします。
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